板橋支店は、板橋区、北区、豊島区の境目に位置し、自転車で訪問に回っているとそれぞれの地区の様々な雰囲気が味わえます。それぞれの自治体が、地区の特色に応じて独自の取り組みをしていたり、医療・介護・福祉の連携方法に各々の工夫があったり、地区の違いを知る面白さもあります。
　最寄り駅はJR板橋駅ですが、東武東上線の北池袋からも近いです。滝野川や巣鴨の古き良き商店街から、池袋駅周辺の都心感溢れるエリアまで楽しむことができます。ついつい気になる飲食店がたくさんリストアップされてしまいます。

　店舗は元銭湯を改造しており、天井が高く、大きな窓があるのが特徴です。広々とした更衣室と執務室、面談室も複数あります。トイレはなんと3つあります。室内の駐輪場から執務室までの道がちょっと変わっており、とてもユニークな造りになっているのでステーション見学だけでもぜひお越しください。

　ご活用者様はご高齢の方の割合が多いですが、近くに総合病院が複数あるので、ストーマ管理や酸素管理、小児のご活用者様も加わっています。グループホームやデイサービスへの訪問もあり、一般的な訪問看護がまんべんなく学べる環境だと思います。

　リハビリのニーズはやはりどの地域でもあると思いますが、ご高齢の方のADL維持や向上の他、脳血管系疾患や心疾患後の回復期リハビリ病院からの依頼や、ターミナルの方の拘縮予防目的でも介入します。環境調整や福祉用具の見直しをすることで転倒が減った、自主トレーニング方法をお伝えすることで訪問以外でも運動する習慣がついた、などポジティブな効果をケアマネージャーさんや病院とも共有するととても喜ばれます。このような素敵な循環で地域をどんどん良くしていきたいです。

　そして、訪問看護の醍醐味の1つでもある多職種連携。病院での退院前カンファレンス、サービス担当者会議への参加や、訪問診療時に同席したり、ＭＣＳを使用しタイムリーな情報共有を行うことが多いです。ヘルパーさんと役割分担をしながら介入し、訪問以外の様子を共有していくとご活用者様のアセスメントがどんどん深まっていきます。