top of page
検索
leloveile

訪問看護指示書とリハビリ ~病院と在宅訪問 リハビリの違い~

LEでは小児からご高齢の方、様々な疾患など、それぞれのご事情で幅広い方々のご自宅に訪問し、在宅での生活をサポートさせていただいています。在宅生活を送る方の中にはリハビリを必要とする方も大勢います。例えば病院から自宅に退院され継続的なリハビリで改善が見込める方、また進行性の疾患で身体機能を維持する必要がある方、ADLは自立しているけど予防的に運動をしたい方…など。

では、そういった方々は訪問看護でリハビリを受けるためにはどのようにしたら良いのでしょうか。


◇訪問看護でリハビリを受けるには

 病院に勤務している専門職の方は主治医からの指示をもらい介入していると思いますが、訪問看護のリハビリも同様です。主治医が対象者のリハビリの必要性を判断し認め、訪問看護指示書でリハビリの指示を記載してもらう必要があります(下記画像参照)。記載がない場合はリハビリは訪問することができません。


◇どんなリハビリをするの?

 指示や目標に沿った内容のプログラムを実施します。同時に安静度や禁忌事項も確認し安全にリハビリを行えるよう注意しています。また、令和3年度の介護報酬改定に伴い、指示書の様式が一部変更されました。具体的には、訪問看護における理学療法士等の訪問を行う場合に、訪問看護指示書に、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の職種や1日あたりの介入時間、頻度などの詳細を記載することが義務付けられ、より厳密に指示が出されるようになりました。リハビリを進める中で対象者の状態も徐々に変わり、指示以外のリハビリの内容や介入頻度の増回も必要になることが多くあります。その際は適宜主治医へ連絡し、指示を仰ぎながらリハビリを進めています。入院中とは異なり、在宅では主治医が診察する頻度は当然少なくなります。その分現場の訪問スタッフが主体的に動き、情報を提供しながら連携を図る場面は自然と病院よりも多くなると思います。


◇公的保険でリハビリはどのくらい利用できるの?

 訪問看護では公的保険でのサービスとして医療保険、介護保険を利用したサービスを受けることが出来ます。医療保険での訪問看護のリハビリは1回30分~90分未満、週に3回までの訪問が可能です。介護保険ではリハビリは週に120分までの訪問が可能となっています。また、介護保険ではケアマネージャーが作成するケアプランにリハビリのプランが入っていることが必須です。どちらの保険でサービスを利用するのかは主疾患や年齢など様々な条件によって変わりますので、主治医やケアマネージャーに相談しながら進めています。保険利用が難しい場合は自費サービスでリハビリも訪問することも可能です。


◇LEではどんなリハビリスタッフがいるの?

 LEでは理学療法士、作業療法士及び言語聴覚士が所属しており、都内40店舗にそれぞれ配属されています。看護師やケアマネージャーも在籍しているため、他職種と密に関わる機会が多く、医学的な知識や地域医療、福祉についての学びも多くあります。そのためリハビリの専門性も活かしながら、幅広い知識と多面的な視野を持ち合わせたスタッフが多く安心して訪問を任せていただけるのがLEの特徴です。


 訪問看護のリハビリについていかがだったでしょうか。様々な制度や制限の中でもLEでは必要なサービスを提供できるよう、そして地域に貢献できるように努めています。これから転職で訪問リハビリを検討している、興味がある、まだ迷っている方々に少しでも参考になれば幸いです。一緒に地域の人々の生活を守っていきましょう!



引用・参考文献

「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」等の一部改正等について(通知)(厚生労働省)



閲覧数:14,600回

Comentários


bottom of page