訪問看護ステーションでリハビリテーションを利用する際、実際にどのくらいの料金がかかるのかわからないといった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。今回は訪問看護ステーションでリハビリスタッフによるリハビリテーションを利用される際の料金について簡単にご紹介します。
訪問看護ステーションでリハビリテーションを利用される際の料金は利用される公的保険の種類によって若干異なります。訪問看護は「主治医の指示に基づき、看護師や理学療法士などが訪問し、病状の確認や医療機器の管理などの専門的なケアを提供するサービス」とされています。
訪問看護を利用される料金は公的保険の種類や疾患、利用時間などによって異なってきます。
◇公的保険とは
公的保険とは大きく、
【介護保険】
【医療保険】
の2種類に分けられます。
公的保険の利用にはそれぞれ条件があり、仮に介護保険を利用したい場合においても、利用できないケースがあります。「介護保険」と「医療保険」の利用条件についてご説明致します。
【介護保険】
介護保険を利用する場合は、「要介護認定」を受けていることが条件となります。要介護認定を受けるには、住んでいる市区町村の窓口に申請する必要があります。認定審査により介護度が要支援1・2、要介護1~5に区分されます。要支援もしくは要介護の認定を受けた方は介護保険で訪問看護を利用することができます。
【医療保険】
医療保険を利用する場合は、小児を含めた40歳未満及び、要支援・要介護認定を受けていない方が対象になります。ただし、要支援・要介護認定を受けている方の中で、厚生労働大臣が定める疾病等に該当する方は医療保険での利用が優先となります。
◇料金について
今回は訪問看護ステーションから、リハビリステッフ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)が訪問した際にかかる料金についてご説明させていただきます。
介護保険を使った場合
介護保険の利用料金は基本単位(+加算)と自己負担割合により決定されます。
加算は利用時の症状やご希望の契約によって該当された方に追加されます。基本単位は訪問看護ステーションと病院・診療所からの訪問でそれぞれ異なり、要支援・要介護の方による違いもあります。
また、地域区分という訪問看護事業所の所在地よって算出され、値段が若干変動する制度があります。地域区分は1級地~7級地とその他があり、全部で8区分となっております。以下の数値は1級地の11.4円にて計算しております。
要介護の方へのリハビリスタッフによる訪問料金の目安(※2022年7月現在)
要支援の方へのリハビリスタッフによる訪問料金の目安(※2022年7月現在)
医療保険を使った場合
医療保険の利用料金も介護保険と同様に基本単位(+加算)と自己負担割合により決定され、利用時の症状やご希望の契約によって該当する加算が追加されます。介護保険と異なる特徴としては、週の訪問回数に応じて料金が設定されている点です。
【例】 ※2022年7月現在
1⃣週1日の訪問(月4回)の場合
1割負担 3864円
2割負担 7728円
3割負担 11592円
2⃣週2日の訪問(月8回)の場合
1割負担 7284円
2割負担 14568円
3割負担 21852円
3⃣週3日の訪問(月12回)の場合
1割負担 10704円
2割負担 21408円
3割負担 32112円
◇自費でのリハビリについて
公的保険を受ける条件に当てはまらない方でも、自費にてサービスを受けることが可能です。LEでは自費での訪問看護も公的訪問看護も、質は全く変わりありません。大きい組織のほうが教育も組織で行われているのでサービスの質も高く、値段に関しても安いかもしれません。
◇まとめ
今回は訪問看護でのリハビリステッフによる訪問料金について簡単にまとめさせていただきました。実際に訪問看護でのリハビリテーションを利用される際の料金は、公的保険の種類や地域によって異なる場合があり、ご活用者様によって変動するので、お悩みの方は専門の方にご相談することをおすすめします。利用する際の条件や利用料金を理解しておくことで、安心して訪問看護でのリハビリを利用することができると思います。
引用元
https://kango.medi-care.co.jp/blog/103
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