訪問看護における看護師の訪問グッズについて紹介します!
持ち物は病院で使用するバイタルサイン測定グッズ(体温計、パルスオキシメーター、血圧計等)や聴診器を始めとした基本的な物品はもちろんのこと、様々なケアや急遽処置が必要になった時に、対応できるように準備しています。必要な物品を全て持って行く為、個人差はありますがたくさんのグッズが訪問バッグの中には詰まっています。
病院と使用する物品は大きく変わらないのですが、訪問看護の特徴としては多くの処置グッズをバッグに入れなければならない為、整理整頓や物品残数の確認が大切になります。毎朝の物品残数の確認の他、フィルムやテープ類などの細かい物品が散乱しないよう処置別にファイルやポーチに収納して保管をしたりと各自様々な工夫を行なっています。
手袋等の衛生材料は基本的にご活用者様に準備していただいていますが、ご活用者様宅の物品が切れてしまった時の事も考えて、スタッフも常備して対応したりと、不測の事態に備えた準備も必要になってきます。
訪問看護では限りある物品で手作りをしたり、各ご活用者様の様々な工夫を凝らして作られた物品を使用させていただくことが、訪問看護の一つの醍醐味ではないかと思います!
ここからは理学療法士、作業療法士の訪問グッズを紹介します。
病院同様、身体機能面の評価時に使用するゴニオメーターや打腱器、メジャーなどは常時持ち歩いています。
下肢や腰部の疼痛軽減や歩容の改善のためにインソールを使用することもあるので持ち歩いていると、いざという時に役立つかと思います。
また筋力訓練時の負荷量を上げるために重錘やゴムチューブを使用したり、手指の筋力訓練や巧緻動作訓練としてセラプラスト、おはじき、洗濯バサミなどの物品を持参して使用することもあります。
認知機能の低下が伺える方に認知機能課題としてプリントを訪問時に行ったり、宿題としてお渡しすることもあります。またお手玉やトランプなども使い方によってはいい認知機能訓練になります。
病院のリハビリ室にあるような物品をスタッフが購入して使用したり、ご活用者様宅にある物品をうまく利用できると、リハビリの質や幅が広がるのではないかと思います。
ここからは言語聴覚士の訪問グッズを紹介します。
言語聴覚士が訪問する先には飲み込み(嚥下)や、コミュニケーション(構音障害、失語症)に障害を持った方が多くいらっしゃいます。
基本的に、口腔ケアに必要な道具はご活用者様宅で用意して頂きますが、必要な物品が無い場合に備えて、スポンジブラシや口腔ケアシート、口腔ジェルは常に鞄に入れています。
また、今後購入して頂く必要がある方には、実物を見せて紹介することもあります。
写真でみせるより伝わりやすいため、口腔ケアセットが手元にあると助かります。
嚥下障害がある方で、とろみが必要な方には、個包装されたトロミ剤を持って訪問します。とろみがどんなものなのか説明する際に重宝しています。
他にも、ストップウォッチやペンライト、鼻息鏡を鞄にいれています。口腔機能の評価や練習時に役立ちます。
コミュニケーションに障害がある方には、絵カードや文字カードを持って訪問します。
病院では言語訓練用教材や検査セットが常備しているのが当たり前でしたが、訪問ではそうはいきません。すべて揃えるのは大変なので、同僚と貸し借りすることもあります。
カードの他にも、教材を印刷し持って行くこともあります。
小児の訪問では、おりがみや塗り絵、シールなど持って訪問しています。
お子さんによって好きなものやハマっているものが違うため、訪問する中で使えそうなものを探りながら準備するのも楽しみのひとつです。
以上が私たちが訪問する際に持っていく物品の一例です。
よかったら、参考にしてみてくださいね。
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